2000年10月16日、インターピアは日本で初めて高速で安定した回線を持つ複合カフェ店舗『Necca』渋谷店を作った。
海外から最新のオンラインコンテンツ、ゲーム、チャット、ライブを楽しめる夢のようなオフラインコミュニュケーションエリアを日本に作る!
ただ、これを実現するには、困難も多かった。
当時の日本のオンラインコンテンツは限られた人がPCとモデムとテレホーダイで楽しむのが精いっぱいのネット環境だった。
その為、複数本のxDSL回線をテナントに引き込み環境を整えたが、店内のPCの1台1台にグローバルIPが必要だった。
また、店舗オープン前には、店内のPCが攻撃され、開店前日にウイルス感染が発覚したこともあった。
インターピアは、スタッフと共に、いくつもの困難を乗り越え、そして『Necca』は、渋谷に誕生した。
※複合カフェ白書に、『Necca』渋谷店が、日本で初めてのネットカフェ第1号店舗として記載されている。
インターピアが作ったネットステーション『Necca』。
使用できるPCは約90台。そのすべてが、当時の最高スペックのPCを揃えており、「カウンターストライク」「Warcraft」など、数多くのオンラインゲームの人気タイトルがあらかじめPCにインストールされており、利用者がすぐにプレイをすることができた。
導入されている回線はSDSL回線(1.5Mbps)5本とT1回線(1.6Mbps)1本の合計約10Mbps。
現在ではメジャーになったeスポーツにもNeccaは力をいれており、韓国と東京、神戸を結んでのオンラインゲームの対戦イベントや、浜崎あゆみのカウントダウンコンサートなどを会場を中継してオンタイムで店内に設置した大型モニターで中継したり、オンラインでの国会中継など、当時ネットを利用したイベントをなどが数多く開催された。
当時は、現代ほどeスポーツ文化は一般的ではなく、日本は家庭用ゲーム機で友達とゲームを楽しむ文化だった。
世界が向かうブロードバンド化と日本のゲームを取り巻く環境にギャップを感じ、オフライン(店舗運営事業者)店舗とオンライン(WEBサービス事業者)店舗、これを繋ぐ。そんな役割が社会に出てくるはず、そして、インターピアはそういう役割を担っていく。
大々的な店舗展開を見直し、『Necca』で芽生えたソリューションを軸に新たなビジネスモデルを作りこんだ。
店舗展開ビジネスではなく、バックエンドに入ったシステムソリューション。
店舗とIT、オフラインとオンラインを「繋ぐ」インターピアのノウハウを新しい業態に取り入れることを
(『Necca』の)魂にして。
時代が整ってきた!
「インフラが」、「機材が」、「サービスが」、、、『Necca』が作ろうとした環境が来た。
オンラインコンテンツサービスにWEBサービス事業者各社がこぞって名乗りを上げ
店舗運営事業者のニーズもどんどん変化していく。
オフラインとオンラインのニーズにインターピアは実直に応えていく。
新しい業態のバックエンドでシステムソリューションを作ったことで、できた多数の会社様との絆を基に、
さらに、リクエストに応え、学び、様々な「選択」と「戦略」を吸収していくことが出来た。
令和を迎え、店舗のデジタルトランスフォーメーション化、その一翼をインターピアが担うことを確信できる。
オンラインと「繋ぐ」インターピアが、これからも日本の店舗を変えていく。